【4回目】
●神は愛の神
神は裁く神であると同時に、また愛の神でもあります。
人が罪を犯し、神に不従順になっても、神は人を愛し、その救いを備えて下さいました。
この救いとは、人を罪から清め、アダムとエバが失った祝福が回復されることです。
- 救いの祝福
ペテロの手紙 第一 1章19~23節
傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。
キリストは、世の始まる前から知られていましたが、この終わりの時に、あなたがたのために、現れてくださいました。
あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。
あなたがたは、真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、互いに心から熱く愛し合いなさい。
あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない、神のことばによるのです。
神は愛です。神はこの世を愛し、そのひとり子を私たちのために送って下さいました。
この神のひとり子なるイエス・キリストは、世が造られる前から備えられていたお方で、この方
によってのみ、私たちは罪は清められます。神の願いは、人を滅ぼすことではなく、人を愛し、
助け、救うことです。
ヨハネの福音書 3章16節
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、
ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
ヨハネ3章16節は、5つのポイントに分けることができます。
その内の4つは、神の働きであり、残る一つだけは私たちに課せられています。
【神の働き】
- 神はそのひとり子を賜った
- この世を愛してくださった
- 一人も滅びない
- 永遠の命を与える
【人に課せられていること】
①御子(イエス)を信じる
私たちがなすべき唯一の事は、それは「イエス・キリストを信じ受け入れる」ことのみです。
神は、人が永遠の火に落ち、滅びることを望みません。
神は、すべての人が救われることを望んでいます。
ですから、私たちは私たちに課せられたこと「イエス・キリストを信じ受け入れる」を行わなくてはなりません。神は、私たち人間に自由の意志を与えられました。そのため、神ご自身が人に課せられた分を果たしたり、また人に強制したりすることはできません。
神は、私たち人間の歩く道に、さまざまな啓示を置いて、私たちを滅びに至らせず、そこに向かうのを止めさせようとなさいます。
さまざまな啓示
①みことば(聖書の言葉)を置く
②イエス・キリストを伝える信者を置く
③十字架にかかった御子(イエス)を見させる
ヘブル人への手紙 10章26~27節
もし私たちが、真理の知識を受けて後、ことさらに罪を犯し続けるならば、罪のためのいけにえは、もはや残されていません。
ただ、さばきと、逆らう人たちを焼き尽くす激しい火とを、恐れながら待つよりほかはないのです。
もし、これらの啓示を拒絶し続けるならば、希望はありません。
しかし、イエス・キリストを信じるなら、神はあなたに素晴らしい祝福を与えて下さいます。
●神は忠実で真実な方
ヨハネの手紙 第一 1章9節
もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。
テモテへの手紙 第二 2章13節
私たちは真実でなくても、彼は常に真実である。彼にはご自身を否むことができないからである。
ローマ人への手紙 4章21節
神には約束されたことを成就する力があることを堅く信じました。
神は、ご自分のみことばを保たれます。