【3回目】

●神は全知の方

①神は、すべてを知っていて、私たちの思い、考えも知っています。

詩篇 139篇1~6節

主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。

あなたこそは私のすわるのも、立つのも知っておられ、私の思いを遠くから読み取られます。

あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。

ことばが私の舌にのぼる前に、なんと主よ、あなたはそれをことごとく知っておられます。

あなたは前からうしろから私を取り囲み、御手を私の上に置かれました。

そのような知識は私にとってあまりにも不思議、あまりにも高くて、及びもつきません。

マタイの福音書 10章30節

また、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。

マタイの福音書 6章32節

こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。しかし、あなたがたの天の父は

それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。

ヨハネの福音書 2章24~25節

しかし、イエスは、ご自身を彼らにお任せにならなかった。なぜなら、イエスはすべての人を知っておられたからであり、また、イエスはご自身で、人のうちにあるものを知っておられたので、人についてだれの証言も必要とされなかったからである。

コリント人への手紙 第一 2章10~11節

神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。

いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知っているでしょう。

同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知りません。

②私たちは神から隠れることができません。

詩篇 139篇7~10節

私はあなたの御霊から離れて、どこへ行けましょう。私はあなたの御前を離れて、どこへのがれましょう。

たとい、私が天に上っても、そこにあなたはおられ、私がよみに床を設けても、そこにあなたはおられます。

私が暁の翼をかって、海の果てに住んでも、

そこでも、あなたの御手が私を導き、あなたの右の手が私を捕らえます。

エレミヤ書 23章23~24節

わたしは近くにいれば、神なのか。--主の御告げ--遠くにいれば、神ではないのか。

人が隠れた所に身を隠したら、わたしは彼を見ることができないのか。--主の御告げ--天にも地にも、わたしは満ちているではないか。--主の御告げ--

マタイの福音書 28章20節

また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。

神はすべてを知っておられるゆえアダムの罪を見られました。

●神は裁く方

詩篇 11篇4~6節

主は、その聖座が宮にあり、主は、その王座が天にある。その目は見通し、そのまぶたは、

人の子らを調べる。

主は正しい者と悪者を調べる。そのみこころは、暴虐を好む者を憎む。

主は、悪者の上に網を張る。火と硫黄。燃える風が彼らの杯への分け前となろう。

神は、天の御座におられる聖い方で、その目は人の行いを見、人の心を試みられます。

神は「罪」を見過ごさず、義をもって裁かれます。

アダムとエバは神に不従順となり罪を犯したため、次のような結果を招いてしまいました。

①永遠の命→死

創世記 3章19節

あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこから取られたのだから。

あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。

創世記 2章17節

しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。

②完全な体→病を持つ体

創世記 3章16節

女にはこう仰せられた。「わたしは、あなたのうめきと苦しみを大いに増す。あなたは、苦しんで子を産まなければならない。しかも、あなたは夫を恋い慕うが、彼は、あなたを支配することになる。」

③神に仕える者→悪魔の奴隷

創世記 3章22節

神である主は仰せられた。「見よ。人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るようになった。

今、彼が、手を伸ばし、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きないように。」

④エデンの園の繁栄→労働と貧困

創世記 3章17~18節

また、人に仰せられた。「あなたが、妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、土地は、あなたのゆえにのろわれてしまった。あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。

土地は、あなたのために、いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べなければならない。

⑤清い思い、清い心→悪い心と恐れ

創世記 3章10節

彼は答えた。「私は園で、あなたの声を聞きました。それで私は裸なので、恐れて、隠れました。」

⑥すべての祝福と力を持っていた→すべてを失った

創世記 3章24節

こうして、神は人を追放して、いのちの木への道を守るために、エデンの園の東に、ケルビムと輪を描いて回る炎の剣を置かれた。